【トーショク通信】第87号
新所沢の不動産会社トーショクが発信する
所沢・不動産売却・トーショクの話
不動産を売るときには、新たに測量をすることが一般的となっています。30年や40年前に買ったときに測量図があったとしてもです。なぜでしょうか?
売主さんの立場からすると、測量費用が必要になるから、もし、やらなくていいならやりたくないですよね。でも近年の不動産売買の契約書には「売主が境界標で境界を明示する」的な条項がはいっているのが一般的です。境界標がないと買主さんが購入後に隣とトラブルになる可能性があるためです。
普段、隣との境界が「塀の外側」「塀の内側」「塀の中心」って気にしたことないですよね。しかも、お隣さんと認識が一致しているかどうかはお隣さんに聞かないとわからないですよね。
境界標ってわかりますか?境界のところにある石とかプレートとかです。十字や矢印が刻まれていて、目で見て境界ポイントがわかるものです。
でも、境界のポイントって1ヶ所じゃなくて、四角い土地であれば最低4ヶ所は境界のポイントがあります。実際に売ろうとしたときに境界標を探すとたいてい見つからない境界標があります。30年以上前とかに家を購入したケースでは、全部の境界標が見つかるケースの方がめずらしいです。
家を売るときって、売主さんご自身も家も年齢を重ねて、たいてい30年とか40年経ってます。親から相続で取得した空家などは、さらに年数が経っていて見つかりにくいです。そこで、境界標がない場合は、新たに境界標をいれる必要があります。
新たに境界標をいれるには、資格ある測量士の方が測量して「境界はおそらくここだろう」という点を探り、所有者同士が立会って境界を確認して、お互いに納得して書面に署名押印して、境界が確定します。その後で、測量士の方が境界標をいれることができます(ざっくりな説明)。
隣地が空家の場合など、なかなか所有者が見つからないときもあります。隣地の所有者が病院や施設に入っている場合も増えてきました。もちろん、不動産屋さんは資格がないので境界標をいれたりできません。
話を戻しますと、売買の取引には境界標が必要です。境界標がない場合は資格ある測量士の方が測量しないと境界標を入れられない。だから新たに測量が必要になります。
逆に、もし全ての境界標がある場合は、必ずしも新たに測量が必要とは限りません。ただ、古い測量図もない場合や、買主さんによっては境界標があったとしても「新たに隣地立ち合いで境界を確定した測量図」が条件になる場合もかなりあります。
また、どうしても隣との立会いができなく、境界標をいれられない場合でも売れないわけではありません。ただ、マイナスポイントにはなってしまうので購入者にきちんと説明して納得してもらう必要があります。そのため、お隣さんが引越される場合などは、可能であれば連絡先を聞いておいたほうがいいと思います。
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トーショク
舞草 亮
まいくさ りょう
1976(昭和51)年
10月1日生 辰年
177㎝77㎏(靴26.5㎝)
所沢出身
若草幼稚園 上新井小 小手指中出身。高校時代は毎日、新所沢の駅から学校に通っていました。子供のころは北所沢町にある剣道道場(マルハ啓道館)に通っていました。所沢では上新井、椿峰、山口、松葉町に住んだことがあります。
不動産歴11年。宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士・不動産コンサルティングマスター。ちなみに上海で5年仕事をしていたので中国語(HSK6級・HSK口試高級)が少し話せます。
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