【トーショク通信】第89号
新所沢の不動産会社トーショクが発信する
所沢・不動産売却・トーショクの話
家に入るのって前面道路から入りますよね？もし、自分の家に道路（陸）から入ることができなくて、空からしか入れないとしたらどうしますか？そんな土地がないとは言えません。
以下は所沢で実際に売りに出されていた土地の事例です。しかも2019年のことだからそんなに古い事例ではありません。
私はいつものように物件の下見をしていました。住所を確認しながら車を運転して、その物件の近くまできました。その土地は私道の中にありました。更地になっているその土地の前にきました。そこには大きなベニヤ板にマジックで書かれた、きたない手書きの看板がありました。
『この土地は私道を持っていないから空からしか入れません』
私は見てすぐに気がつきました。近隣トラブルがあり、近隣（おそらく隣）の方が書いた看板だと。今回のケースでは、おそらく隣の方がその土地を安く買いたかったけど、他の人に買われてしまった腹いせにやったと思いました。
やり方や法律的なことはともかく、私道の持ち分がないと実際に他人の土地（この場合は私道）を通らないと自分の土地に行けません。
私道の持ち分を持っていなくても、「今まで通っていたから問題ないのでは？」と考えている方はけっこういます。
ただ、このようなトラブルを未然に防ぐために不動産売買の取引では、私道持ち分がない場合には「私道の通行・掘削承諾書」という署名押印してもらった覚書のような書類を売主側で私道所有者全員からもらっておく必要があります。
この書類は私道の持分があっても必要になることが多いですが、持分をもっていれば「お互い様」なので比較的協力してもらいやすいです。
この書類のために実際に動くのは不動産屋さんだったり測量士の方だったりしますが、私道所有者の方に説明して理解してもらう必要があるので時間はかかります。空家などで会うのに時間がかかってしまう場合も少なくありません。
公道（所沢市などが所有）だとこのような問題は通常考えられませんが、もし、前面が私道で心配な方はお気軽にご相談下さい。お待ちしています。
トーショク
舞草 亮
まいくさ りょう
1976(昭和51)年
10月1日生 辰年
177㎝77㎏(靴26.5㎝)
所沢出身
若草幼稚園 上新井小 小手指中出身。高校時代は毎日、新所沢の駅から学校に通っていました。子供のころは北所沢町にある剣道道場(マルハ啓道館)に通っていました。所沢では上新井、椿峰、山口、松葉町に住んだことがあります。
不動産歴11年。宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士・不動産コンサルティングマスター。ちなみに上海で5年仕事をしていたので中国語(HSK6級・HSK口試高級)が少し話せます。
〈ご来店〉
所沢市松葉町15-12
〈お電話〉
0120-104-493
〈メール〉